コラム
「キャプテンカタヨセの肩ふり談話室」片寄 洋一(高6回)
ウミハヒロイナオオキイナ月ハ上ルシ日ハシズム |
ウミハ大ナミ青イナミユレテドコマデツズクヤラ |
ウミニオフネヲウカバセテイッテミタイナヨソノクニ |
波涛万里渺々と南に走り北に去り |
日出ずる国の島影に朗に歌う海の唄 |
波乗り越えていざ行かん我らの海よ太平洋 |
海はイイですね、群青の凪の海、怒濤逆巻く大時化の海、無限の夢と謎を秘めた海、全ての生物がここに生まれ、育んでくれている母なる海、形容の言葉がないほど素晴らしい海、少年の日に抱いていた海への憧れ、夢そのままに、我が半生を海で過ごし、陸(オカ)へあがって現在に至るも未だ恋してやまない愛しきもの、それが海です。
無限の広がりをもつ宇宙にただ一つ青く輝く海のある星、それが地球です。あらゆる生物の故郷であり、その生命体を維持できるのも海からの恵みによるものです。そこには無限のロマンがあり、謎に満ち、歴史を動かし、日常生活においても海からの贈り物が満ちあふれているのです。 長年海上で過ごした日々に蓄えた見聞や知識に関する諸々の話を千夜一夜物語のように書き綴りますので宜しくお付合いをお願い致します。なお、「肩ふり」とは、船員用語で船舶乗組員がワッチ(当直)の合間に船員同士が談笑する一時を“肩ふり”と言うのです。
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