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コラム

「キャプテンカタヨセの肩ふり談話室」片寄 洋一(高6回)

ウミハヒロイナオオキイナ月ハ上ルシ日ハシズム
ウミハ大ナミ青イナミユレテドコマデツズクヤラ
ウミニオフネヲウカバセテイッテミタイナヨソノクニ

波涛万里渺々と南に走り北に去り
日出ずる国の島影に朗に歌う海の唄
波乗り越えていざ行かん我らの海よ太平洋

 海はイイですね、群青の凪の海、怒濤逆巻く大時化の海、無限の夢と謎を秘めた海、全ての生物がここに生まれ、育んでくれている母なる海、形容の言葉がないほど素晴らしい海、少年の日に抱いていた海への憧れ、夢そのままに、我が半生を海で過ごし、陸(オカ)へあがって現在に至るも未だ恋してやまない愛しきもの、それが海です。

 無限の広がりをもつ宇宙にただ一つ青く輝く海のある星、それが地球です。あらゆる生物の故郷であり、その生命体を維持できるのも海からの恵みによるものです。そこには無限のロマンがあり、謎に満ち、歴史を動かし、日常生活においても海からの贈り物が満ちあふれているのです。 長年海上で過ごした日々に蓄えた見聞や知識に関する諸々の話を千夜一夜物語のように書き綴りますので宜しくお付合いをお願い致します。なお、「肩ふり」とは、船員用語で船舶乗組員がワッチ(当直)の合間に船員同士が談笑する一時を“肩ふり”と言うのです。

第1話 タイタニック号 第2話 操舵令
第3話 正午 第4話 時間の話
第5話 遭難信号(通信) 第6話 ロケット信号
第7話 発光信号 第8話 救命ボート
第9話 氷山と流氷 第10話 グリーンランド
第11話 植村直己氏 第12話 新大陸発見
第13話 新大陸発見第二説 第14話 新大陸発見第三説
第15話 新大陸発見第四説 第16話 魔のトライアングル
第17話 コロンブス 第18話 新大陸の先住民
第19話 パナマ運河 第20話 スエズ運河
第21話 五大湖運河 第22話 キール運河
第23話 シャトルアラブ川 第24話 ペルシヤ湾とホルムズ海峡
第25話 マラッカ海峡 第26話 ジブラルタル海峡
第27話 ミシシッピー川 第28話 ニジェール川
第29話 コンゴ川 第30話 便宜置籍船
第31話 中東駐在 第32話 2012
第33話 季節T(春) 第34話 季節U(梅雨)
第35話 梅雨のメカニズム 第36話 富岡国際無線電信局
第37話 世界の屋根と塩ラーメン 第38話 やませ
第39話 季節V 夏 第40話 季節V 夏 台風1
第41話 季節V 夏 台風2 第42話 カリブ海
第43話 大・小アンチュル諸島 第44話 カリブ海の海賊
第45話 世界のElegy(悲歌) 第46話 水不足
第47話 ラバウルとソロモン群島 第48話 パプアニューギニア
第49話 関東軍 第50話(最終話)イスラムの美を求めて

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